自由の砦 4月10日号 第99号


「2005年までに池田政権を」が
創価学会の目標

密かに進む日本乗っ取りの野望を阻止しよう!!

 池田の構想は協力な親学会政府づくり
      政界の混迷に乗じる学会の次の手は?

森首相の退陣で迷走した後継者選び
 森首相が、やっと正式に退陣を表明した。(四月六日現在)  辞めるのか辞めないのか、わからない状態で、無為に過ごした一月ばかりの間に、政治は低迷し、景気指数は、さらに落ち込んだ。
 後継については、創価学会・公明党は、熱心に野中広務≠推そうとした。  しかし、森首相を作り出した四人組の一人であり、この一年の政局の最大の戦犯と見られる野中氏を、再び密室の談合で、あるいは橋本派と公明党の野合で首相に推すことは、いくらなんでも国民感情を逆撫でしすぎる。ひどすぎる≠ニいう声が、橋本派内からも起こった。
 橋本派では、それで、前首相の橋本龍太郎氏を推すことで固まった。
 一方、早くから出馬を云々されていた森派会長の小泉純一郎氏が、森首相の退陣表明を受けて、自ら出馬の意思を表明した。
 また常に主流≠目指し、執行部にいることが大命題の亀井静香氏は、橋本氏、小泉氏のいずれかの支持に回るほかに、自ら総裁選に出馬することもありうる≠ニ発言している。
 他に、麻生太郎氏や田中真紀子氏らの名も上がっているようだ。
 後継総裁選びについて、森首相は、
 「全部の派から候補を立てて、政策を争えばよい。きちんと選挙をやって、全党員の意見を反映するべきだ」 と言っている。
 もはや、一部のボスだけで、密室でコソコソ総理総裁を選ぶというやり方は国民に通用しなくなっているのだ。
 ところで、橋本龍太郎氏は、首相時代に消費税の値上げ・構造改革などを行なったが、全体としての経済の舵取りに失敗し、その後の深刻な不況の端緒を作り、そのため参院選で自民党を大敗させたと、いう傷≠ェある。
 また、自民党政治の悪しき体質の権化のような橋本派からの候補であることに、国民の抵抗が強いとみられる。
 一方、小泉純一郎氏は、党内でも、また、国民の間でも人気が高いが、持論の「郵政民営化論」は、実行すると、自民党を支える大票田の郵便局長会≠笳X政関係者を一挙に崩すことになる。
 そうでなくても、かつての支持者の自民党離れが進むなかで、命綱ともいうべき組織を自ら壊すことは、自殺行為ではないかと、党内での抵抗感が強い。
 いずれにせよ、参院選で、過半数を維持するための起死回生≠託せる候補でもなく、
 「森首相の続投よりましだ」 という消極的な選択であり、参院選で自民が敗れれば、直ちに正式に選び直さなくてはならない。
 長い間、数の力におごり、国民を無視し続けて、そのツケを負わなくてはならなくなった自民党が、その場しのぎの悪あがきをしているといえよう。

森政権支えた公明が退陣°ゥぶ、国民の真意は自公≠ヨの不信だ
 なお、国民から、どうしようもない無能な政権≠ニ愛想つかされた森内閣が、今日まで倒れずに持ったのは、他でもない、創価学会・公明党が支え続けたからである。
 創価学会・公明党が連立を解消すれば、政変が起こり、即刻、政治は改革へ向かわざるをえなかったのだが、政権与党として甘い汁≠吸うことだけを目的としている学会・公明党には、国のため、国民のため、などという考えは毛頭ないから、百害あって一利なし≠フ政権を、無節操に支え続けてきたのだ。
 森氏が総理に選ばれたのも、創価学会・公明党に受け入れられるから≠ニいうのが、大きな理由だったのだから、創価学会・公明党の責任はじつに重い。
 その、創価学会・公明党は、森政権があまりに不人気で、このままでは、一緒になった自分達も道連れになって沈没しかねない、という状況に直面すると、
 「森首相は退陣すべきだ」 と、自分達の責任をタナに上げて、全てを森首相一人にかぶせようとした。
 政権の不人気の理由は、森氏の資質や人格もさることながら、自・公≠フ野合そのものに対する国民の反発が根底にあり、その野合の上で、国家権力を、密室の協議で私物化しようとしたことに対する反発が、最大のものなのである。
 森氏一人でなくて、今の、自・公なれ合い政治≠サのものが、国民に見放されているのだ。
 創価学会・公明党は、しかし、いっこうに懲(こ)りた様子が見られない。
 わずか数%の支持しかないのに国を支配しようという野望を持つ、池田大作と創価学会は、学会員以外の国民に敵意すら持っているのだから、国民が、どんなに不況に苦しもうと平気なのである。
 「ずっと失政が続き、国民が困れば困るほど良い。行き詰まって創価学会に入会する人が増える。政治がダメになればなるほど、強力な独裁者≠求めるようになる。その時がチャンスだ。」
 池田大作は、内心、このように考えて、箸(はし)にも棒にもかからない森政権を生き延(の)びさせたのではなかろうか。

 総裁選びから手を引いた本音、前途多難な経済状況で慎重に
 その森引退後の総理総裁候補として、創価学会・公明党は、一時、野中広務氏を強く推した。
 対立候補と見られる小泉純一郎氏については、
 「我々は、小泉氏と一緒にやっていくことは考えていない」 と、小泉氏が総裁になったら、連立を解消することも考えられる、という態度を示して牽制(けんせい)した。
 野中氏は、まさに公明党の代弁者≠ニ言われるくらい、創価学会・公明党ベッタリの人物である。
 野中氏が総理総裁になれば、池田大作は今まで以上に政権を我がもの≠ニして自由にできる。
 純粋な池田政権≠フ露払いとしての傀儡(かいらい)政権≠フ出現を、野中総理に託そうとしたのである。
 だが、野中氏は、森首相を担いだ四人組≠フ一人である。
 その後の自民党の強権政治≠進めた張本人であり、ある意味で、森首相本人より最も責任が重い人物である。
 橋本派内にも、野中氏に対しては抵抗が強いうえに、国民の反発は、森氏に対する以上のものがある。
 野中氏が総理総裁になったら、自民党は、潰(つぶ)れるか、分裂するしかない。
 その野中氏を担いだことの責任から、公明党も、参院選・都議選で大敗を免れない。
 さすがに、ドサクサにまぎれてとはいえ、そこまで強引に手前ミソを押し通すことはできないと見るや、創価学会・公明党は、一転して
 「自民党の総裁選びには関与しない」 と言い出した。
 よくよく考えてみれば、これから先、誰が総理になろうと、その前途は極めて厳しいのだ。
 我が国の経済破綻は、ギリギリのところに来ている。
 整理しても整理しても銀行の不良債権が増える、ということは、今や、バブルのツケを帳消しにしても、それを上回る倒産や焦げ付きが生じている、ということであり、まことに恐るべき状況なのである。
 その中で、二年以内に不良債権の整理を行なう≠ネどということは、今、生きるか死ぬかで喘(あえ)いでいるゼネコンや流通産業などを、切り捨てるしかない、ということになる。
 これから先、さらに多くの倒産が続き、失業者が街にあふれる、ということになるのだ。
 外交でも、対露・北朝鮮は行き詰まり、金がないから援助を減らさなくてはならぬとなると、国際的な地盤低下もまぬがれられぬとあって、誰が総理になろうと、国民世論から不満をぶつけられることは避けられない。
 今、創価学会・公明党は、それでも政権のうまみをとるか、フリーハンドに戻って勢力の維持を狙うか≠フ岐路に立たされているのだ。
 今や自民党内の大派閥・公明党≠ニいわれる創価学会・公明党であるが、自民党と一緒に沈没するのか、それとも別の道を探るのだろうか。

 2005年の総仕上げ狙う学会、今後も弾圧に屈せず闘い抜こう
 ところで、最近、『公明新聞』等による民主党攻撃キャンペーンが注目されている。
 それは、シンパと見られる羽田氏らを持ち上げ、鳩山、菅氏らを批判し、分裂させようという意図がありありと見られる。
 「二〇〇五年までに広宣流布達成を!!」 という池田大作の大号令は、言い換えれば
 「二〇〇五年までに、池田政権を!!」 ということである。
 池田大作の胸中には、一方で政界再編成が行なわれるとき、橋本派、その他の自民党内親創価学会・公明党勢力と、そして、民主党内の羽田グループや旧民社党グループ、社民党右派グループと公明党とで親創価、親池田大作党≠つくり、政権を取ろう、という戦略がある。
 その時、政界は、親池田創価党と、反池田創価党、それに共産党という構図になる。
 いわゆる三国志≠フ世界が実現するわけである。
 民主党に対する仕掛け≠ヘ、こうした思惑のもとで行なわれている、と見られる。
 今、創価学会・公明党の現実の動きは、来たる都議選と、参院選対策に、全力を傾注している。
 国民の目が、総裁選や政権の行方に向いている間に、しっかり足場を固めておこうというわけである。
 都議選の選挙運動、そして参院選地方区での自民党候補支援の体制を、着々と押し進め、あわよくば、参院選での過半数確保を≠ニ、虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。
 「国民があっと驚くときはもう遅い。そのように、密かに星を打って、一気にやるのだ!!」池田大作得意の密行戦術≠ナある。
 だが、山梨・栃木・千葉と続いた、知事選での政党の敗北は、いわゆる無党派≠ニ呼ばれる人達が、けっして政治に無関心なのではなく、今や、自らの手で政治を変えようと動き出していることを証明した。
 池田大作流の手練手管(てれんてくだ)で、自民党の狸政治家を相手にゴソゴソやっていては、もはや天下盗り≠ネどできないことが、次第にわかってきたらしい。
 おそらく将来、振り返ってみれば、小渕内閣以来、公明党の二年余の連立参加≠ェ、国民に不幸をもたらし、公明党にとっても、ぬぐいきれない汚点であり、マイナスであったことがはっきりするだろう。
 自民党は自民党で、自民が滅びるきっかけとなったのは、九割の国民の民意を無視し、創価学会・公明党と手を結んだことにあった、と後悔する時も近いだろう。
 ともあれ、今や、この国は、あらゆる面で大きな岐路に立っている。
 私達は、さわらぬ神にたたりなし≠ニいったような、卑怯な、消極的な態度は捨てなくてはならない。
 悪い連中は、権力にしがみつくために、警察権力からマスコミ、暴力、謀略、あらゆる手段を用いて、反対者を押さえ込もうと、躍起になっている。
 私達は、こうした悪あがきに屈することなく、勇気を持って正義の言論活動を展開していかなくてはならない。
 創価学会と公明党が、この国や国民に害毒を流すのをやめる日まで、戦わなくてはならぬ使命があるのだ。
戻る

 


|HOME|